ここ10年15年のソープランド業界では、安く遊べる格安店とか大衆店といったランクが大変な人気となっています。 今ではほとんどのお店がこの価格帯に集約しており、全国1300軒弱のソープランドの7割近くを占めるようになっています。 昔と違ってとても利用しやすくなっているのは確かですが、かつては高級風俗と称されていたソープランドが、なぜこのような形に移っていったのでしょうか。

◆ 格安ソープの特徴

まず、格安ソープがどういったソープランドなのかということですが、1万円台で遊べる低価格のソープランドのことです。 そのかわり短時間となっていて、最短であれば40分前後、通常で60分前後が基本となっています。 割引なども充実していて安い基本料金もさらに安くなるということで、予算を抑えて遊びたい方にも気軽に楽しめるソープランドとして人気となっています。

◆ 「じっくり楽しむ」から「手軽に楽しむ」へ

格安ソープが主流となった理由としてまず考えられるのが、「利用する男性の遊び方の変化」というものがあるでしょう。 昔のソープランドの楽しみ方といえば、プロのソープ嬢が持つテクニックをたっぷり楽しむというのが主流となっていて、洗いだったりマットだったりでその技を味わうことが、遊び方の主流でした。 しかし、昨今ではそうした技を楽しむというよりも、風呂もそこそこにベッドで手短に遊んで満足してしまうぐらいあっさりしたものになっています。 相手をしてくれる女性についても、プロの風俗嬢よりも素人っぽさが残る風俗慣れしていない嬢と遊ぶ方が好まれたりしますし、全体的に薄味嗜好になっていると考えられます。

こうした遊び方の変化というのは、デリヘルが台頭して大人気となったことで利用者の遊び方がそちらに寄ってしまったのも影響しているでしょう。 ソープランドの醍醐味である様々なプレイを楽まないというのももったいないですが、ヘルスのようにさっと遊んでさっと帰るというのが好まれるようになっています。

◆ 所得の減少で高額店の需要が減った

もう一つの理由は、「利用する客の所得減少で遊びに使えるお金が減った」というのがあります。 ここ数十年は景気が低迷していて、給料の減少によって昔のように遊べるお金を捻出出来ないという方も多いのではないでしょうか。 特に若い男性などは働けるようになった頃には不景気が続いている状態ですから、給料も低いままでお金が増えないということもあるでしょう。 そうなれば当然高級店などに行ける余裕はなく、新規の顧客増加が見込みづらい高級店より、安くて遊びやすい格安店の需要が高まったというわけです。

安かろう悪かろうと言われる格安ソープランドですが、実際はわりと値段以上にしっかり満足させてくれるお店も多く、全体的なレベルの向上というのも人気の秘密です。 格安店には格安店なりの良さもありますので、気軽に遊びたい時は格安ソープでスッキリしましょう。