福原ソープランド街

2018年も終わり、2019年4月からは平成という一つの時代も終わり、新しい時代が始まります。
60年続いた昭和という時代の半分ではあるものの、その変化は平成の方が印象に強いかもしれません。

東日本最大規模の福原ソープでも、昭和の末期と平成の末期で大きく変わりました。
そこで、どういった変化があったのかを簡単にまとめてみました。

▼ 店舗数が減少

昭和の終わり、ソープはまさに最盛期の真っ只中と言える風俗で、福原にも今以上の数のソープが立ち並んでいました。
現在の福原ソープ街は、ソープ街とは言うもののソープ以外のお店も多数あり、複合的ないわゆる風俗街と言う方が正しい街です。
しかし、当時はソープの割合が高く、正しくソープ街と言える街でした。
昭和の終わりには70~80近いソープがありましたが、現在では60程度にまで減少しています。

▼ 中級店が減少して低価格が主流に

かつての福原ソープは、高級店や中級店、低価格店が満遍なくありました。
しかし、現在の福原では二極化が進み、ほぼ高級店と低価格店のみとなっています。
現在60あるソープのうち、12軒が高級店で、中級店はわずかに2軒、残りは全て1万円~2万円で遊べる低価格店となっています。
全国的に低価格化は進んでいますが、同程度の規模である川崎の堀之内や福岡の中州に比べて、その数は少ないです。

▼ 福原で働くソープ嬢の高齢化

福原ソープと言えば、昭和の時代には「若い女性と遊べる」と評判の場所でした。
在籍嬢の大半は20代で、20代後半ともなると落ち目、30代になると隣の雄琴へ移るというのが定番コース。
移った分はまた新しい若い女性が埋めるという形で成り立っていました。

現在では少子化の影響などもあり、そのサイクルに変化が現れています。
30代でも働ける人妻店や熟女店というのも増えていて、かつてはそこまで人気ではなかったこのジャンルのお店も、今では高い人気を誇るジャンルとして、福原でも馴染み深いものになりました。
こうしたお店の中には、30代以上の40代女性も頻繁に見かけることができますので、昔の福原に比べてはるかに年齢層が広がったと言えます。

▼ ジャンル幅が広がった

数が減り、低価格化が進み、さらに嬢の高齢化と、今の福原ソープは魅力が無くなりつつあると思うかもしれませんが、そうではありません。
良い方に変わった点もあって、それあ「お店のジャンル幅が広くなった」というものです。
いわゆる王道ソープというものは減り、その変わりに独自色を持ったお店が増えています。
ソフトSMマッサージ、ぽっちゃりに花びら回転、コスプレ系などなど、色々とあります。
昔も多少はこういうソープはありましたが、今ほどではありません。
好みの幅が広がった現在だからこそ実現された変化でしょう。

2019年4月以降の時代では、一体どんな福原ソープはどうなっていくのでしょうか。
暗い話題が多いソープ業界ですが、ぜひ良い方向へと変わっていって欲しいものです。